デザインと加飾
オリジナルのボトルやキャップを企画される際の、プラスチック容器の生産方式についてご紹介します。
液体を入れるボトルの場合は、ブロー成形方式が基本形となります。
これは、いわばゴムホース状になった樹脂を金型ではさんで膨らますものです。
(Ⅱ→Ο) 従って、膨らますことができない形状のものは対応できません。
キャップや、クリーム容器などの場合は、インジェクション成形方式が基本形となります。
これは、金型に樹脂を流し込んで固めるもので、さほど複雑な形でなければほぼ対応できますが、金型製作の費用はブロー成形方式のものに比べると高くなります。
具体的なことは、遠慮なくお問い合わせください。
ボトル・キャップの加飾
ボトルやキャップへの加飾につきましては、以下の方法が一般的です。
ボトルやキャップへの加飾につきましては、以下の方法が一般的です。印刷の場合は、シルク印刷が基本となります。いわば謄写版を作って印刷する方式です。
ボトルでも蓋でも、円形でしたら転がして印刷をします。
楕円形や角型の場合は、印刷版が物理的に接触できる部分に対して印刷をします。
印刷可能な範囲は、ボトルなり蓋の形状によって決まってきます。
箔押し(金箔や銀箔などを押して圧着させるもの)、転写フィルムの場合も同様です。
紙ラベルを貼る方法もあります。手で貼るか機械を使って貼るかのいずれかになります。
シュリンクフィルムを巻く方法もあります。ボトルにフィルムを掛けてシュリンカーと呼ばれる高温の窯に通し、収縮させてボトルに巻きつける方法です。
数量、使用したい色数などにより手段を検討することとなります。一般的には、ラベルやシュリンクフィルム、転写フィルムを使用する場合は、経済ロットは相応の数量となります。